雫星記録帳

座右の銘は【因果応報】一創作オタクの徒然文

第四回文学フリマ京都 レポート

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兎にも角にも、つまりこんな感じでした。雑な出落ちですみません、神奈崎アスカです。

まず、先日の文フリ京都に、そして弊サークル【雫星】に来てくださった方々、各種頒布作品をお迎えしてくださった皆様方、本当にありがとうございました。

 

で、冒頭のお品書き裏(目立つかどうかはさておき今後もお品書き裏にネタを仕込みたい)(てかこれ、スペースの表面に小さくとも貼っておけばよかったと今更後悔)の件なんですが、要約すると『会社のパワハラ不当解雇案件のショックで声が出なくなりました』。人間、強いショックを受けると声が出なくなることがある、という知識こそあれ、よもや自分が……とは思いませんでした。びっくり。朝起きたら声が出なくなってんですよ。パニックですよ。ちなみに今は休職中ですが、医者には「どこ行っても大丈夫だよ〜」って言われてたんで文フリもセーフです(事後報告)。

ですが、今回は心強い売り子というか留守番役に、一部では某ななみかんキチで通じている妹を召喚しておいたので、はちゃめちゃに心強かったです。とはいえ、本来は午前中サークルお任せして私は買いに走るぜ計画だったんですけど、声出なくなる前から不当解雇ショック(言われたの年末だからな)で食が細くなって体力低下してたので、結局は殆どサークル内に居座ってましたが。長蛇の列と化していたベトナムコーヒー買って貰いに並んでくれてサンキューな。普段はブラック無糖派な私ですが、丁度甘いものを摂取したかったんで助かった。想像以上に美味しかったです。

えー、ちなみに文フリ京都で過去二回ほど「やばい〜ギリギリなんですけど〜」というタイムアタックやらかしていた私でしたが、今回は余裕サークル入場を果たしました。みやこめっせの前に寄らねばならぬ場所があったんですよ。

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はい、お察しください。

 

さてさて、イベント当日のお話に戻りましょう。

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前回の文フリ大阪では段々ダンボールを使って大々的に『ウォールシンカントテモシロイホン!ドヤァ!』(※シンカントテモシロイホンとは、文フリ大阪初売りの短編集『滅びゆく物語の為の幻燈録(以下、幻燈録)』の愛称みたいなものです)ってしていたのですが、段々ダンボールって結構大きいんですよね。なので、本来ならテキレボで運用予定だった小型の什器を使って『ウォールシンカントテモシロイホン(小)!』にしました。作品ポスター、本当は本の上に飾る予定だったんですけど、どうもしっくりこなくて什器の下部分に留めることに……。前回ほどではないですが、これはこれで目立ったような気がします。あとは既刊の見本を手に取りやすい前へ置き、在庫は後ろという形にしました。設営は何度やっても頭を抱えるパズルゲームゆえ、妹氏には「見本誌持ってってー」と「什器組み立てー」くらいしかお願いしていない^q^

全体的に「楽しかったー! 来てよかったー!」と思えた文フリ京都なんですが、強いて一点後悔があるとすれば、無配が作れなかったことですね……! 声出なくなるレベルでメンタルフルボッコされたんで、文章が書けないのなんの。そんな中、去年やってたおみくじ配布を今年もやってみるか……と作ったのが

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百個作って半分凶が入っているという、大変あたまのおかしいみくじを作りました。後で見たら誤字あったりしてあらためておはずかしい。ちなみに幾つか実話入ってます。スニーカー履いてたのにこけたとか、階段踏み外して立ち上がった瞬間もう一度踏み外してこけたとか、メール確認怠って当選チケットの振り込み期限10分前にコンビニダッシュして死にかけたり(※これだけは断じて私ではない)……。

ほんと、新年早々何を作ってんだろうな……って、ひたすら蝶々の形に折りながら思ってました。なんで蝶々かって、そりゃ蝶々好きだし見た目可愛いし手に取りやすいかな、って。そして目標は全部配る! だったんですが、無理でした。所感ですが、「これどうぞー」と無配を差し出せば受け取って貰えるのですが、「どうぞ引いてくださいなー」とみくじの箱を差し出しても、あんまり……っていう手応えでした。あと、半分凶なのでその旨を予め伝えてから引いてもらう形だったので「凶なんー? ならええわー」と年配マダムに言われたりなどしたので、もし今後やるなら要検討だなぁ。

これならいっそ、ボトル追加用意して、チラシコーナーに置いておけばよかったかな? というより、特にイベント序盤は声出なくて「おみくじだけでもどうぞー」が言えなかったんだよな。ちくしょうめ。

次のイベントではきちんと無配SSこさえてきます。こさえるったらこさえる。

 

閑話休題

先述した通り、イベント開催中は売り子に「列並ぶ気力ないからベトナムコーヒー買ってきて〜」っていうくらい体力なくて殆ど動かずにいたために、お知り合いの皆様に来て頂きまくりました……嬉しや……本当にありがとうございます。頂いたものも食べたり使ったりしていきますね……尚、インパクト大賞は「はい!メレンゲです!」って渡してくださった某氏です。メレンゲ

以下、メレンゲ以外のハイライト

・「以前買った本の文体が好きで、また同じ文体に会いたくて来ました」と仰って頂けた方

・颯爽と現れたかと思いきや、わざわざ「この本(『幻燈録』を指して)すごくよかったです」と伝え、颯爽と去っていかれた方

・前回の大阪で来てくださった方と、私が気付かない位置で別所エンカウントしていた件。声をかけてくださらなくてありがとうございました……(間違っていないがおかしい日本語)

・ちょいちょいと本の表紙を褒めていただきました。今のところ全て私が表紙も作っております

・本のフォントについて聞いてくださった方。タイミング悪く『幻夜』は奥付に使用フォント書き忘れてたんですけど、多分マティスで合ってます。最近の頒布作のフォントは一太郎に入ってる有料小説本文向けフォントで作ってます

 

会場は相変わらずほこほこしてて、いやちょっと人が多くて空気が……と思う部分もありつつ、丁度大通りに面しているからか、圧迫感なく過ごせました。そして、新刊ないし声出ないからあんまり説明できないし暇だろうなぁと思ってたんです。思ってたんです(大事なことなので二回言った)。

新刊ないのに文フリ大阪よりも沢山出てひっくり返りました。

え? ポスターにデカデカと『幻燈録』新刊って書いてんだろ? って? 作って半年以内なら新刊扱いでいいと思うんです。いやけど、それ抜きにしても沢山頒布出来て未だに驚いております。

数字抜きの内訳をいうと、箱いっぱいに詰め込んだ『幻燈録』が持ち込み完売(この時点で『古』初版と同等の頒布数を叩き出している)、再販し「当サークル初心者向け」と宣伝していた『星と幻夜のセレナーデ』も二年前に出した本にも関わらず持ち込み分完売手前までいきました。一方で、今回に併せて再販した『古の英雄譚』はお迎えあったものの芳しくなかったので、今回は兎に角短編集が強かったなぁ。そうそう、ずっと残り二冊だった『Gareriazzo Collection Ver.C』もめでたく完売となりました。イベント開始早々に二冊立て続けにスーっと迎えて頂けて、びっくりです。こちらは再販予定ありませんが、これらの怪盗シリーズ「面白かった」「また読みたい」との声をちょいちょいと頂けているので、都合付けば新作を書きたいなどと考えております。

そんな感じでね、案外暇じゃなかったんですよね! びっくり。ひっきりなし、とまでは言わないのですが、ちょいちょい見に来てくださるのです。『幻燈録』については前回も利用したブラックライトを活用しつつ、他もタイミング見計らって説明頑張りました。そんな声に関しては、「妹、ワシの書いた本多分読んでないし、結局は、自分で、しぇつめいを、せねゔぁ」という気持ちで、スッカスカな声で対応させて頂きました。本当に聞こえにくくて申し訳ないなぁとは思ったのですが、あれが最大音量でした。ほわほわすかすか声を聞いてくださった皆さん、本当にありがとうございました(深々と頭をさげるもちこの図)。

一方のお迎えできた本ですが、声スッカスカだし案外スペースに人来られるし何より見て回る体力ないしで、本当に本当の最小限になってしまいました。

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上段:住本優さん(左)と、そらとぶさかなさん(右)の新刊。

下段:凪野基さんの既刊たち。大阪で買い逃したのでやっとお迎えできました。

皆さんそれぞれ素敵な物語を紡がれる方々なので、機会があれば是非ぜひ読んでくださいまし……って私が言わずとも皆さん有名人だと思いますけど!!

 

そんなこんなで、イベントを最後まで楽しませていただきました。イベントは時間ギリギリまで居座るサークル【雫星】でございます。

行きは全て手搬入だったので搬出も「在庫そのままリターンかなぁ……搬出用段ボール買わないとだめかなぁ」と腹を括っていたものの、搬入キャリー内に入れてたA5段ボールに在庫と小さな備品入れるだけで済んで、帰りは軽いキャリーで歩けました。キャリーにはね、在庫詰めてたクリアボックス(と、数少ない戦利品)入れてたんで。

そして! アフターは!!

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ナポナポ!!!

この時のために! 一日! 頑張ったんだよ! 一ヶ月ぶりに満腹感覚えたよ!!!

ナガノさんの自分ツッコミくまコラボカフェに行きました。一人で行っても良かった(事実一人で来られている方が多かった)のですが、声スッカスカなので注文役として妹にそのまま付いてきてもらいやした。

「カフェのためだけに二回誘うの面倒やし文フリの後行こうぜー」「おーけー」

こんなノリだけどな。

あと、遅延の神に愛されているもちこ、期待通り京都→大阪移動で乗った京阪が人身事故でダイヤ乱れていた旨をお伝えします。とんだオチである。

 

改めまして。

この度は文学フリマ京都に来てくださった皆様、ありがとうございました。

今後の予定については、冒頭で申し上げた通り私生活が割と大変なことになって……いるの……ですが……

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すっからかんおつむに夢詰め込みたい系馬鹿なんで、引き続き妹氏に売り子お願いしつつ椅子二つで文フリ大阪参加ボタンぽちーしてきました。大阪文フリはホームグラウンドみたいなもんですし、9月頃ならどうにでもなってんだろうし、もちこはいい加減鈍器を錬成したい。できれば一冊完結で。今のところネタの候補としては《山上都市の骨と聖女をめぐるダークファンタジー(ピンクの妖精も出るよ)》《次期王にされてしまった貧民街出身少年の国取りなんちゃってアラビアン》《開幕村焼きに生き残った青年の復讐がなんぼのもんじゃい災害乱舞(←文字通り災害ネタ体力なのである意味人を選ぶ)》があがってます。全部魔法的な何かが出てくる異世界幻想系です。『幻夜』ですか? 忘れておりませんご安心ください、こちらは一先ずWeb掲載からしてみようと画策中です。

あと、ネタになりそうなら『読み手の参考になってほしくない不当解雇疑惑案件』本にしてまとめます。こっちはまぁ……できれば程度ですが……主にメンタル的な意味で……。

あとは、6月の静岡文学マルシェのポスカギャザリング(おっとまだ参加申し込んでない気がするぞ)と、財布の余裕があれば11月のテキレボに参戦予定です。私生活もそうなんですけど、推しジャンルの五周年とアラウンド十五周年で私の財布が大変忙しい。箪笥や壁を買う余力はないぞ。

 

とはいえ、暫くはとにかくゆっくりまったり生活をします。イベント中はアドレナリンも手伝ってそうでなかったのですが、毎日眠くて半日寝てて、先日医者にその旨を伝えたら「うーん、普通の人だと1日2日で眠くなりにくくなるから、相当心が疲れているんだろうねぇ」「兎に角今は寝ること」と、睡眠ゴリ押しされました。みんな……寝ような……もちこはねます……それではいつもの如くぐだぐだで〆

 

蛇足:妹氏から頂いた差し入れが神の食べ物だった

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京都駅限定ですってよーーー!うまーーーー!!