雫星記録帳

座右の銘は【因果応報】一創作オタクの徒然文

カゴに入れろ、お金はそれからだ

世の中には、二通りの買い物がある。

一つは予算を決め、カゴの中に入れるものを予め制限する買い方。

一つは何も考えず、ただ己の欲望のままにカゴの中に入れる買い方。

そして私は後者である。

 

はい! という訳で、本日5月18日より開場しました『Text-Revolutions Extra』に、わたくし神奈崎も【雫星】で参加しております。

 

【6/11追記:通販期間が終了しているため、通販先に飛んでも購入できません。この記事は記録として残しています。予めご了承ください】↑ 

 

↓雫星のWebカタログはこちら↓

plag.me

こちらはですね、通販サイトで欲しい本ぽちっとな→冊数がサークル側へ行く→主催側が一括して注文した人へ発送、という、このご時勢に大変ありがたい形式のイベントとなっております。買い手も(大手同人通販サイトのように)本の金額除いたら参加費+送料で買え、しかも創作小説界隈は見ている限り通販やってても個人通販が殆どなんで、纏め買いには持って来いだと思います。

お金とかお得とかばっかり言ってますが、交通費を本代に回したいと常々思っている人間なんでどうしても目の付け所がマネーになるんです。許して。

 

詳しい内容としては公式HPを見て頂くとして。

今回は公式ハッシュタグにもある #テキレボでおすすめの本 を個人的に取り上げてまいります。 #テキレボで気になる本 も取り上げたいのですが多すぎる。し、何よりお前新刊の原稿をしろっていう幻聴がエンドレスリピートなんですけど聞こえませんアーアーアー

 

 

 

以下、公式Webカタログの全体順に。

・基本1サークルにつき1作紹介。なるべく雑にシンプルに

・作品名にWebカタログ該当ページ付けています

(実は既に結構な数をお迎えしていて紹介したい気持ちは山々なんですが、読むの遅くて積読竹林の中です)(通販期間中に少しでも増やしたい)

 

別府-42 ラズリラズリ『ネオメロドラマティック

アングラ×少年少女×ガンアクションの、爽快に駆け抜ける長編小説。完成度が高い。復讐譚でもあるのですが、終盤のどんでん返しに「あーーーー」と頭抱えること間違いなし。

 

有馬-17 イン・ビトロ・ガーデン『タフタの繭

香りに揺られ、現実と夢のあわいをうつらうつらするような、不思議な感触のするお話。純文学の方なんですが、読み心地は幻想系のそれにも通じているかと。

 

熱海-20 月刊さかな『白の展示会

他のお話も好きなのですが、表題作が個人的に大好きなのでこの作品をチョイス。寄り添うような文体で紡がれる、どうしてか心当たりのあるお話に、不思議と不安が薄れていくような感覚がします。

 

熱海-25 午前三時の音楽『指先に光の雨の降る朝に

なんとフルカラーの本。作者のデザインと言葉のセンスに、絵のない絵本感覚で詩を眺めるだけでも癒される。ふかふかと優しくて幸せな世界。センス繋がりでイヤリング屋さんも可愛い。

 

熱海-27 へにゃらぽっちぽー『

私の少ない語彙力では「するめってこういうのなんだよな(ゴリゴリ」しか言えない悔しさを覚えた一作。からっぽのあたまではいどうぞ。

 

登別-01 エウロパの海『ペルセウスの旅人

ここではないどこかをさ迷う、小説の奥深さが淡々と骨身に滲むような物語。静かな雰囲気の中で、それでも確かに進んでいる感覚が好きです。

 

登別-07 灰青『死霊術師の菜園

清く正しいラブコメディは嘘じゃなかった本当だった(読み終わった当初の感想第一声)。食べること=生きることをストレートに描いている作品なので、読んでいるとお腹が空きました。さくさく読める。

 

花巻-08 ふぉとばしょ(photo +ことば)『へちま〜家族になったよ〜(写真集)

もちこは猫派なんだ。他に言うべき事はない。へちまちゃん可愛い。

 

草津-07 Our York Bar『暁天の双星

文字通りシビアなファンタジーなので、(主に登場人物に対して)容赦ない展開や、読了後「ちくしょぉぉぉぅなんでなんだよぉぉぉぉ」ともんどりうって打ちひしがれたい方向け。

 

草津-23 BLANK BLOCK BOOKS『かぎろいの君』※委託作品

重厚なファンタジーでいて、さり気なくボーイミーツガール。両方の要素好きな方に勧めたい。もふもふと一緒に戦う浪漫もあり。あと短編集は一緒に買った方がいい、本当に。

 

草津-43 なないろあめだま『嘘つきな青 ー 空色少女の物語 ー

優しいからこそ悲しい、を強く噛み締めるお話。擬似家族好きさん、一歩を踏み出す女の子の背中を見守っていたい方へ。

ところでこの方の二次も読んでいるのですが、『嘘青』好きなら『春告げの瑞花』を、『ひがんおくり』が好きなら『本丸怪奇譚』をお勧めします。怖いお話はそんなに怖くないよ(当社比)

 

蔵王-05 博物館リュボーフィ『花街ダイニング

読了後第一声「商いファンタジーだ」。働くことについて物凄く考えさせられてしまうお話でありつつ、少女たちのお話が細やかに書かれているのもまた読み応えありました。

 

鳴子-01 三日月パンと星降るふくろう『KOBEYA SPECIAL

愛が胃袋を刺激する。名刺サイズの小さな本ですが、中身はみっちり。フィナンシェやくざなどのゴロのいいワードを生産している人だからこそ作れる本なんだろうな。

 

鳴子-03 灰色のシェマ『博士とピカ

不思議な世界で不思議な関係の三者が、それぞれの関係を紡いでいくお話。擬似家族系統ではあるのだけど、個人的にはまた異なる受け取り方をしました。表紙カバーは読んでから取るんじゃぞ。

 

鳴子-05 浮草堂『金蚕(新装版)

作者の癖を煮詰めて鈍器でたこ殴り。というパワフルなお話でありながら、悪は悪になれないという一種の無常も味わえる。

 

鳴子-12 酔庫堂『センチメンタルホスピタル

なんとなく心がちくちくするメルヘンチック、そんな小さなお話詰め合わせ。本棚よりも、手帳に挟んでふとした時に読みたいお話。本が傷むのでしないけど。

 

鳴子-21 桜月亭『神無き国 言触れの日

雪と花びらが同時に頬を撫でる、壮大な和風ファンタジー。ヒロインの成長もそうですが、特に下巻の某キャラと某キャラの関係性(ネタバレになるから言えない)にワクワクして読みました。自作の話になるけど『古の英雄譚』好きな人は多分このお話も好きになる。

 

鳴子-25 からん舎『成就をちょうちょに結わえておしまい

硝子の破片のように、きらきらとして綺麗で、怪我をすると分かっているのに息を詰めて手を伸ばしたくなるような、あわいのお話たち。

 

 

以上となります。思ったより色々読んでた……?

とはいえ積読多いので、原稿走りながらもう少し紹介増やしたいので気力あれば追加していきます。少しでも購入の参考になれば幸い。

 

↓はい通販ページはこちらですよ奥さん↓

text-revolutions.com